敦井美術館/TSURUI MUSEUM OF ART

敦井美術館についてAbout Us

ごあいさつ

敦井美術館 館長 敦井 榮一 敦井産業株式会社 代表取締役会長敦井美術館 館長
敦井 榮一
敦井産業株式会社 代表取締役会長
敦井美術館は、祖父・敦井榮吉が創設いたしました。祖父は事業家でありましたが、唯一の趣味として美術品の収集に情熱を注いでおりました。新潟で生まれ新潟の皆さんに育てられた敦井榮吉なのだから、「集めた美術品はぜひ地元新潟の文化遺産として残したい」という強い思いから、愛蔵していた美術品1,000点と運営資金を一括寄贈して美術財団を設立し、展示公開のために敦井美術館を開設いたしました。その1年余り後、祖父は97歳でこの世を去りました。本館の美術品は祖父の趣味・嗜好が反映されたもので、偏った面もあるかと思いますが、私は逆にそれが特長でもあると思っています。


敦井美術館 館長
敦井 榮一
敦井産業株式会社 代表取締役会長

敦井美術館のあらまし

敦井美術館は昭和58年5月28日、敦井榮吉翁(1888~1984)の満95歳の誕生日に開館いたしました。開設者の敦井榮吉翁は、北陸瓦斯株式会社や敦井産業株式会社などの社長・会長を歴任した新潟市の事業家でありましたが、唯一の趣味として、美術品の収集と鑑賞に半世紀余りに亘って、情熱をかけて参りました。そして昭和58年1月、敦井産業株式会社を創業してから60年を迎えたことを記念し、愛蔵してきた美術品1,000点に運営基金を添えて財団法人を設立し、広く一般の皆様への所蔵美術品の展示公開の場として、敦井美術館を開設しました。
所蔵する美術品は、敦井榮吉翁が自邸に飾り鑑賞するために収集した作品のため、その収集方針から古美術は少なく、近・現代の日本画や陶芸を中心に、洋画や彫刻、木漆工芸、彫鋳金、また、近世の文人画や書など多岐にわたっています。
開館以来、継続して作品収集に努めており、現在の所蔵美術品数は約1,600点で、日本画では横山大観、菱田春草、速水御舟、小林古径ら日本美術院の作家の作品が多く、また、京都画壇の竹内栖鳳、橋本関雪、土田麦僊、村上華岳らの作品も所蔵しております。
所蔵作品の大半を占める陶芸では、板谷波山作「彩磁禽果文花瓶(さいじきんかもんかびん)」(重要文化財)をはじめ富本憲吉、楠部彌弌の3巨匠の陶芸コレクションが当館の大きな特長となっています。また、陶芸の12代酒井田柿右衛門の東海道五十三次額皿(55枚組・尺皿)や漆芸では20世堆朱楊成の彫漆作品や竹工芸の飯塚琅玕斎の花籃などのコレクションは、国内でも大変珍しいコレクションとなっています。
当美術館ではこれら所蔵品のみにより、都度テーマを設けて、年4回の企画展を開催しております。

※常設の展示はございません。

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